2020/09/05 22:00
8月から発売を開始している、人気絵本とのコラボ商品「おやさいクレヨンぬりえセット」。
この「おやさいクレヨン&ぬりえセット」は、人気絵本の3キャラクターをデザインしたお道具箱と、おやさいクレヨン定番10色、そして、それぞれの絵本のシーンのぬりえ5枚(A4サイズ)がセットになっています。
コラボした人気絵本は、
エリック・カール作「はらぺこあおむし」
レオ・レオニ作「フレデリック」
「こぐまちゃんえほん」シリーズ の3作品。
どれも人気の絵本キャラクターだけあって、ぬりえセットも人気です。
今回はその中から、レオ・レオニ作「フレデリック」についてご紹介します!
「フレデリック」の作者であるレオ・レオニは、1910年オランダ アムステルダム生まれ。イラストレーター、グラフィックデザイナー、そして絵本作家として、アメリカで最も活躍した芸術家のひとりとして知られています。
絵本「フレデリック」は、副題に「ちょっとかわったのねずみのはなし」とあるように、フレデリックという名前ののねずみの物語です。
小さな野ねずみたちが、冬に向けてみんなでせっせと働いているときに、フレデリックだけはひとりでじっとしています。
一見なにもしていないように見えるフレデリック。仲間からも、「はたらかないの?」と言われますが、フレデリックは「はたらいてるよ。」と答えます。
やがて冬がやってきて、食べるものが尽き、おしゃべりをする元気もなくなってしまった野ねずみたち。でも、フレデリックがみんなとは違う働きをしていたことで、仲間を助けることができた…という物語です。
集団生活においては協調性が求められがちですが、「ちょっとかわっていること」が、悪いことではないんだよ、とやさしく教えてくれる物語です。
また、絵本をじっくりと眺めてみると、切り絵のなかにいろいろな工夫がされていることがわかります。物語の流れだけではなく、アートとして味わうこともできる作品となっています。
この絵本には漢字が使われていないので、子どもでも自力で読むことができますが、
読み聞かせの対象年齢としては4~5歳くらいがよいでしょう。
「おやさいクレヨン&ぬりえセット」では、「フレデリック」を全面にあしらったお道具箱・おやさいクレヨンと、フレデリックの物語そのままのぬりえ用紙がセットになっています。
この機会に絵本も一緒に購入して、より一層「フレデリック」の世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。